看護師の仕事は、何かとプレッシャーを感じやすい傾向にあるのが実情です。たとえば、多くの看護師がプレッシャーに感じる瞬間として、他者の視線がある中で患者本人に対応することが挙げられます。採血1つにしても、患者が子どもや高齢者であれば、本人だけでなくその家族に見守られながら行うこともあるでしょう。
そのようなときは、失敗できないというプレッシャーが看護師にかかります。痛くないようにしなければ、一回で決めなければと緊張感が高まるシーンです。特に新人看護師は、この人で大丈夫だろうかとベテラン看護師と比較されやすい傾向にあります。それで余計に緊張感が高まったり、手が震えたり看護師も多いです。

また、患者の容態が急変したときも、看護師のプレッシャーは跳ね上がります。医師が患者の急変対応を行う場合でも、看護師には素早いサポートが求められるからです。必要な器具や薬を医師に言われる前に準備したり、できるだけ早く処置が終わるようにてきぱきと動いたりしなければいけません。冷静に見える医師でも、聞き間違いや言い間違う可能性があります。そこで、看護師はある程度の知識と冷静な判断力がないと乗り切れないでしょう。
命と向き合う仕事なので、プレッシャーを感じるシーンは多いです。特に経験年数が少ないと、患者からもこの人で大丈夫だろうかと見られているプレッシャーが加わります。そのため、常に堂々としていなければいけないと感じる看護師も多いです。ただ、プレッシャーが多い分、患者の「ありがとう」にやりがいを感じられる仕事でもあります。